食べる万能薬「塩麹」
米麹に塩と水を加えるだけで、簡単に作れる塩麹。
いつもの料理がぐっとおいしくなると、いまブームですね。
しかも免疫力を高めるので、お子様からお年寄りまで是非食べていただきたいものです。
○便通を良くして、すっきりデトックス
塩麹は発酵食品なので、乳酸菌もたっぷり。食物繊維と似たような働きをするレジスタントプロテインと共に腸内環境を整えてくれるので、便秘解消&デトックス効果が期待できる。
○アンチエイジングに大切な成分がぎっしり
脳の代謝に大切な成分であるビタミンB群や、抗ストレス成分であるGABAが豊富。これらの成分が足りないと、抵抗力がなくなったり、エイジングが加速するので、要注意!
○体の代謝アップでいいことずくめ
ビタミンB群には、体の代謝を高める効果も。乳酸菌などの整腸作用によって腸内環境が整うと、肌の調子が良くなり、免疫力も高まるなど、嬉しいこといっぱい!
○どんな料理も美味しさ倍増
麹に含まれる酵素が食材の細胞を分解することで発酵が進むのですが、この時にできるのが、アミノ酸などの”旨味の素”。深い美味しさが生まれるのは、これら旨味成分が風味を増加させるからです。
焼いたり炒めたりすると綺麗な焼き色を付けることができ、照りや艶も加わって食欲をそそる料理に仕上げるのに非常に効果的。味は、発酵食品独特のまろやかさが特徴で、肉や魚の下味付けに使うほか、肉じゃがや卵焼き、カレーに入れたり。そうすると、断然コクが増して美味しくなります!
○栄養素の吸収をアシスト
酵素が食材の細胞を分解することにより食材自体も軟らかくなるので、消化・吸収がアップ、味が良くなるだけでなく、胃に負担がかからないのも魅力です。発酵によって食材そのものが軟らかくなり、消化しやすくなる。それにより、栄養素も余すところなく吸収される。食材そのものの成分効果をも高める、まさに名アシスタント!
塩麹に多く含まれているのが、ビタミンB1、B2、B6といったビタミンB群。これらの成分には疲労回復効果があり、中でもビタミンB6は脳内伝達物質の合成に不可欠な成分。アンチエイジングにも非常に効果があります。また、食物繊維と同じような働きをするレジスタントプロテインと呼ばれる成分も含まれているため、食べ続けることで便秘も改善。本当にいいことばかりなんです。
塩麹の作り方
材料
米麹(乾燥・粒状)・・・1袋(300g)
塩・・・・・・・・・・80g
水(湯冷まし)・・・・450ml
1, 米麹に塩を加えて、よく混ぜる。
2, 水を注ぎ、よくかき混ぜて塩を溶かす。
3, ゆるめにふたをして常温に置き、1~2週間寝かせる。その間1日1回かき混ぜて。見た目がおからのようにとろっとしたら完成
出来あがった塩麹は、密封容器に入れて、ふたをしっかりしめること。この状態で冷蔵庫で半年ほど保存できます。
鮒寿司についている飯、これは塩麹と大変似ている。成分も効果も。その上健康パワーは塩麹よりも鮒寿しの飯の方が上だ。
なので私はふな寿しの飯を煮物に入れたり塩麹の代わりにして使っています。
体にいいうえ美味を生み出す調味料と言われたら、使わないでいるなんてもったいない。
塩の代わりに塩麹や鮒寿しの飯を使って、日常生活にどんどん取り入れてほしいです。