鮒ずしの美味しい召し上がり方
天然のフナが独特の風味を持つ一方で、安定した栄養分と品質のエサを与えて育った養殖のフナを使った鮒ずしは、風味がマイルドで鮒ずし独特の臭みがなく、大変食べやすくなっております。また、製造技術・品質管理の向上により、常に安定した味を提供できるとともに、発酵具合の調整により風味の異なる鮒ずしの商品化もしております。
村井水産がお勧めする鮒ずしのおいしい食べ方を紹介いたします。詳しくお知りになりたい方は、ぜひ村井水産までお気軽にお問い合わせください。
① スライスして、まずはそのまま
鮒ずしのご飯を取り除き、３～５㎜の厚さで薄くスライスします。オレンジ色の美しい身を、お皿にきれいに並べてそのまま一切れずつお召し上がりください。一口で芳醇な香りと味が広がります。噛むたびに、鮒ずしの深い旨みを楽しんでいただけます。
② お茶漬けにして
鮒ずしの切り身２、３切れをご飯の上にのせます。鮒ずしを包んでいるお米を少し切り身の上に。さらにマイルドな旨みが加わります。
入れたての玄米茶を注ぎいれ、少し待ちます。鮒ずしの旨みがお茶に染み出し、独特の豊かな香りがお茶碗から立ち上がってきます。一口、注ぎ入れれば口いっぱいに熟成されたコク、上品な酸味と旨みが広がります。
食欲のないときや、疲れが残っているとき、鮒ずしのお茶漬けをおススメします。
③ お酒と共に
お米に包まれて発酵していく鮒ずしだけあって、日本酒の肴として楽しまれてきました。最近では、地酒ブームもあり、滋賀県の地酒と共に味わうのが一番美味しいと、こだわるお客さまも増えております。
村井水産の鮒ずしは近江米で漬けているので、近江の地酒とは、相性がばっちりです。日本酒がお好きな方には、鮒ずしとともに、滋賀の地酒をおススメしています。
④ ワインと共に
村井水産では、鮒ずしの発酵段階により、味の違う商品を提供させていただいております。少し甘味のある鮒ずしには、実は白ワインが良く合います。
これは新しい鮒ずしの食べ方で、女性ファンやワイン愛好家の中でも、鮒ずしをワインの肴にする方が増えています。世界では「日本のチーズ」とも呼ばれる鮒ずし。海外の方にも、鮒ずしファンは広がりつつあります。
⑤ その他
滋賀県では鮒ずしは昔から日常の食として、各家庭で親しまれてきました。また、近年、天然の二ゴロブナの減少によって価格が高騰し、高級食材になったため、ハレの日の一品になっていました。しかし、最近では地酒ブームなどによって、お酒の肴、珍味として再び人気が出てきています。握りずしにしてみたり、焼いてお吸い物に入れたりと、様々な楽しみ方があります。
スライスする前に冷凍保存を！
鮒ずしをご家庭でスライスされる際は、冷凍庫にて凍らせば簡単に薄くスライスする事ができます。薄く切る事で食感のいい鮒ずしを堪能して頂くことができます。
